「昔からの友達だから。」を降りた話

 


人間関係の価値観ってほんと人それぞれ。

わたしは合わなくなった人とは、そっと距離を置きたいタイプ。
でも、そうじゃない人もいる。
少しずつ価値観がずれてきても「子供の時からの仲だから。」という理由で
ずっと連絡を取り続けたり、一緒に遊んだりするのがいいと思う人もいる。

小学校から高校まで、同じ学校
お互いに上京したから、高校卒業後も定期的に会っていた
そんな友人と、距離を取り始めたのは、一昨年のことだった。

離婚して地元の田舎に帰ってきて子育て中心のわたしと
都内でコンサルとしてバリバリ働いて、国内外問わず旅行にもよく行く彼女。

生活で重なる部分が少なくなってきて
価値観も合わなくなってきてしまった。

わたしは、休日はゆっくり過ごしたい。
待つ時間も楽しみたい。
でも、彼女は、とにかく効率よく、なんでもサクサク済ませたい。
地元で一緒に出掛けた時に、そういうズレを少しずつ感じていた。

ほぼ毎日くる連絡も負担だった。
仕事のグチから、「この服かわいい!欲しい!!」という他愛のない話まで。

当時のわたしは
仕事も大変そうだし、小学校からの仲だし聞いてあげなきゃ
そう思っていた。

でも、彼女の友人グループとの旅行に参加した時に
その必要はないと気づいた。

だって、どの人にも同じ話をしてたから。

わたしは、子供の頃からの特別な仲だから話をしていたわけじゃなくて
大勢いるうちのひとりに過ぎなかった。

それなら、わたしが「昔からの友達だから」と特別に彼女の話を聞き続ける必要もない。
そう思った瞬間、これまで自分が勝手に背負っていたものが、剥がれ始めた。
そして、冷めた気持ちが加速していった。

彼女との、会話を振り返っていると
なんだか自分が下に見られているような発言が多かったと気づいた。
実際、無意識の部分でわたしを下においていると思うし
わたし自身も、彼女を上の位置に置いていた。

もしあなたの周りにこんな人がいたら、その人はあなたを下に見ているかもしれないから
ちょっと気を付けて欲しいんだけど

自分の好きなものの話をした時に、まず否定から入る人。

わたしの場合、「最近KPOPが好きなんだ。」って言ったら

「みんなどうせ整形でしょ?」
「ああいう生き方は生きづらそう。」
そんな言葉が返ってきた。
文章にすると伝わりづらいけど、話してるニュアンスが、否定的なの。

そこで終われば気づかないんだけど
彼女の他の友人が、わたしと同じグループを好きだったらしく
その子の話は、とても楽しそうにしてくる。

あの否定は、KPOPがどうのじゃなくて
わたしに対して向けられていたんだ。

そんなことがたくさん思い起こされた。

実際、彼女と会った後はとてもぐったりした。
彼女の予定を知らないでいると、「え?話したじゃん。」って不機嫌になったりとか
自分では自己肯定感が高いと言っているけれど、仕事のグチばかりだったりとか。

挙げるとキリがないから、全部は書かないけど
もうこの人のために時間もエネルギーも消耗したくない
そう強く感じるようになってから、自然と距離をとっていった。

最初は、お誘いを断るのもドキドキした。
でも、自分を守れたことがとても嬉しかった。

今でも、口実を作って会おうとすることがある。
毎回強い心で断っているよ。

つい最近も、「推しグループのトレカがたくさん手に入りそうなんだけど欲しい?」
ってきて、一瞬揺れたけど
気持ちだけもらっておくねって返信して終わりにした。

こうやって時々、お試し確認みたいな現実がくる。
本当にもう大丈夫?自分大切にできてる?って。

気持ちは少し揺れることも多いけど
それでもわたしが一番の味方でいれる
その確信はちゃんと強くなっている。

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